ドン・キホーテ

眠れる森の美女

ジゼル

随時更新予定

 

 

 

home

お問い合わせ

 

バレエ物語 眠れる森の美女

原作 シャルル・ペロー
音楽 チャイコフスキー
台本 マリウス・プティパ、イワン・フセヴォロジスキー
振り付け マリウス・プティパ
初演 1890年マリインスキー劇場バレエ
改定振付 ルドルフ・ヌレエフ
初演 1966年ミラノ・スカラ座バレエ団

【あらすじ】
プロローグ
子供に恵まれなかったフロレスタント王家に待望の王女オーロラが生まれます。
誕生祝にはたくさんの人々が招待され贈り物を渡します。
その中には妖精たちも招待されていて、
それぞれ優しさ・元気・鷹揚・呑気・勇気をプレゼントします。
そこに突然、招待されなかった悪の精カラボスがやってきて
「姫は16歳になったとき、錘の針に刺さり死ぬでしょう」と
呪いの言葉をかけてしまいます。
まだプレゼントを上げていなかった善の妖精であるリラは
「呪いを完全に消す事は出来ませんが、彼女を愛する王子のキスによって
目覚めるまで眠るだけです」と告げます。
王は予言の不幸を避けるため以後編み針や尖った道具の使用を禁止します。


〜第一幕〜
16年後、美しく成長した姫に各国から4人の王子が求婚にやってきます。
まだ、結婚する気のないオーロラは王子たちに興味のない様子。
そこへ突然バラの花束を持った老婆が彼女に近づいてきます。
オーロラはその花束を受け取ると、そこには今まで見たことのない
長い編み針が隠されていました。
王や妃が止めるのも聞かず、編み針を持って踊ってるうちに指に針が刺さってしまいます。
老婆はカラボスに変身し、呪いがかかった事を喜びます。
しかし、そこにリラの精が現れ、死ではなく
宮殿全体と一緒に100年の眠りにつかせ、城はイバラの森に覆われます。


〜第二幕〜
100年が経ちました。
デジレ王子が森で狩を楽しんでいるとリラの精が現れます。
そして、デジレ王子にオーロラ姫の幻を見せます。
その姿に魅了されたデジレ王子は彼女の元に連れて行って欲しいと頼み
眠れる城に向います。
城を見張っているカラボスをリラの精は追い払い、デジレ王子は城内に入り
眠っているオーロラを見つけ、キスをします。
すると、城全体が蘇り王子はオーロラ姫に求婚し、王と妃もそれを喜び
結婚する事になりました。


〜第三幕〜
おとぎ話の登場人物たちが、
オーロラ姫とデジレ王子の結婚式を祝いに駆けつけてきて、
盛大な結婚式が行われました。


眠れる森の美女、全幕を知らなくても「オーロラ姫のバリエーション」は
見たことある という人は多いのではないでしょうか?
あと、「フロリナ王女のバリエーション」もコンクールなどでよく踊られているので
ご存知の方も多いと思います。

オーロラ姫のパドドゥの部分だけ見ると、
「オーロラ姫100年も待っていい王子と結婚できてよかったね!!」って
思えますが、全体を見てみるとワガママ娘だよな〜とつくづく思う。
4人の王子が求婚に来る1幕の見せ場である「ローズアダジオ」の場面では
王子たちを弄んでポイってしてるみたいな踊りだし
そのあと針を持って踊る場面も、王や妃が止めるのも聞かないで
「何これ〜?初めて見る〜!キャキャキャ!!!」ってな
感じで振り回してるうちに、刺さってしまい
ほら!言わんこっちゃない!!!と怒りたくなってしまう。
みんなも、巻き沿いくって100年も眠らされちゃって
オーロラは王子を見つけてきてもらったから
いいかもしれないけど
他のお城の人たちに取っちゃたまったもんじゃない。

待ちに待った女の子だから、そんなに厳しい躾とかはされなかっただろう。
好奇心も旺盛で、しかも妖精たちから与えられたお墨付きの美貌を持っていたら
たしかに、ワガママにもなるわね〜。
でも、憎たらしいわけじゃなく、なんともいえない
愛らしさのある姫だったんだろうな〜と思う。


私のこのイメージにピッタリなオーロラは、イリーナ・コルパコワだ。
今の時代の人の方がたしかに技術は素晴らしいし スタイルもいいのだが、
彼女の踊るオーロラは、 差し伸べる手の先足の先まで
『オーロラ』の品格が漂っているのだ。



ぜひ、一度見ていただきたい。

 

Copyright(c)2007 KurikoBalletStudio All Rights Reserved